お前はふかわりょうだ

会社帰り。運良く座れたんだけど、隣の紳士がエロティック漫画を威風堂々と読んでるのな。紙面でナース姿の女子が、恥ずかしそうに『可愛がってくださいね』とか言ってんのな。ま、盗み読みしとるワタクシもどないやねんっちゅうねんけどな。
そんなメロウな時間を鬱々と過ごしていたら、目の前に立ってた若人(素面な男子)が、意識飛んで突然倒れたわけよ。一度意識戻ってんけど、ロレツ回ってなくて、やっぱり意識飛び飛びで。さすがは心の温かい(むしろ熱い)大阪人!乗客の見事な連携プレーで駅員さんに報連相!ワタクシも負けじと席を譲って彼を座らせました!偉人!自分で自分を褒めてあげたい気分!
それなのに、かのエロティック紳士は顔色1つ変えずにナース姿の女子に『優しくしてくださいね』って頼まれ続けて、頭のなかではきっと『優しくしちゃうぞえ』つって語尾が思わず鈴木蘭々になっちゃってるのな。
今目の前にあるエマージェンシーと、帰宅してからでも優しくしてあげられるバーチャルナースと、どっちが大事なんや紳士よ!見損なったぞ!
ふかわりょうレベルに格下げだ!